ゆとり教育とはいいますが、園児にとってはハードに教わり、育むことに費やす毎日を過ごしています。例えば、遊ぶことも全力です。身体も頭も使っています。遊びも多彩で、自分たちで作ったルールに則り、楽しむこともあります。相撲をしたり、電車ごっこ、手遊びや砂遊びなどでも沢山のことを学んでいます。1日1日成長しており、いつもしている遊びを後々は教えることになるでしょう。おもちゃで遊ぶにしても、安全で楽しめるおもちゃを考えて作ることがあったり、安全であるおもちゃなのかを五感を使って確認することもあります。私たち大人は、説明書を読むことで安全面を確認するだけに留まるため、『そんなふうに遊ぶと危ないよ』と言ってくれる幼児のほうがしっかりしているかもしれません。ゆとり教育だからこそ、楽しく触れ合うことがポイントです。いつもどんな遊びをしているのか大人から聞いて、一緒に遊ぶことを今の中学生や高校生にもチャレンジしてほしい内容です。子どもが子どもに教える、教わる、そうした触れ合いもオンライン化されたコミュニティーに切り替わる今だから必要ではないでしょうか。